困った人から学べること

メンタル

何かにつけて反発してくる同僚の正体

あなたには、職場でなぜかその人のことを
思い浮かべるだけで、胃が痛くなるような
相手がいないでしょうか。

私にはいました。

何かを提案するたびに、
なぜか反発してくる人。

陰でコソコソ文句を言ってくる人。

もちろん、建設的な批判をしてくれる場合は、
真摯に受け止めていたのですが、
明らかに感情的に反発をされていると
感じることも多々ありました。

もちろん、私も黙って聞いているだけではなく、
時には強く言い返すこともありましたが、
それは本質的な解決とはなりませんでした。

ふと、なぜこんな風に反発されるのかについて、
手を止めて内観してみました。

すると、意外な事実が見えてきたのです。

彼らが私にしてきたことというのは、
私が別の場面で形を変えて誰かにしてきたこと
だったのです。

もちろん、近年はあからさまに誰かに反発したり
するようなことはしていないつもりでしたが、
過去に上司や先輩に対して同様なことをしていました。

また、口にこそ出さなくても、
心の中で誰かのことを裁いたりするのは、
しょっちゅうやっていました。

そのとき気づいたのです。

「あ、これもう一人の自分だ」と。

そのときに、なんとも言えない申し訳ない
気持ちになったのを覚えています。

つまり、その同僚の気持ちになって考えてみると、
「あなたが先にやってきたんでしょ」
という感じだったのではないでしょうか。

不思議だったのは、そのことに気づいてから
しばらくして、彼らの態度が驚くほど
軟化していったことです。

別に、私が一人一人に
「不快な思いをさせて悪かった」
と謝罪したわけではありません。

そんなことをしても、多分相手はキョトンとして
「え、なんのことですか」
と戸惑うに違いないからです。

すべてはノンバーバルコミュニケーションの中で
行われていることであり、
おそらく彼らも無意識の反応として
反発しているに過ぎないからです。

面白いのは、私が問題の真因に気づき、
自分の態度やあり方を改めただけで
外側の事象がガラッと変わってしまったことです。

困った人を変えようとしている限り、何も変わらない

つくづく問題解決の要点は、
「解くべき問題を間違えないことにある」
と痛感します。

もしも、私が彼らの態度を変えようと
躍起になっていたとしたら、ますます泥沼にはまり、
出口の見えない迷路に迷い込んでいたことでしょう。

たとえば、彼らに対して威圧的な態度を取ったりしていたら、
彼らは徒党を組んで反発し、さらにチームの雰囲気は悪くなるはずです。

あるいは、反発されないように過剰に気を遣うだけだとすれば、
逆に舐められてしまいます。

しかし、落ち着いてよく考えてみてほしいのです。

すべての問題の根っこにある恐れや不安を
作り出しているのは誰か?

他ならぬ自分自身以外の何者でもありません。

そう考えると、困った人を作り出しているのは
自分自身という結論に、自ずと行き着くはずです。

これは何もオカルト的な話をしているわけではなく、
ロジカルに説明がつくことです。

自分が誰かのことを裁いて、
ギスギスした空気を作り出す。

すると、そのことにカチンときた相手が
あなたのことを裁き返す。

人間関係においては、常に「鏡の原理」が働いており、
似た者同士が引き寄せ会うことで成り立っています。

つまり、困った人から見ればあなた自身も
「困った人」であり、お互い様の似た者同士
というわけです。

そのことが完全に腑に落ちれば、
その瞬間に相手が変わります。

相手があなたにとって困った人でなくなった瞬間、
あなたも相手にとっての「困った人」ではなくなるのです。

人を裁いてしまう真因は、自分のコンプレックス

私たちが人を裁いてしまうのは、
相手の中に自分のコンプレックスを
見出してしまうからです。

相手の欠点が鼻についてしょうがないのは、
その欠点があなたの中にも存在している証です。

つまり、自分の中にある欠点が許せないから、
相手の中に見えるその欠点が許せなくなってしまうのです。

大事なのは、その欠点を変えようと頑張ること
ではありません。

欠点はどんなに変えようと頑張っても、
偏差値50くらいまで上げるのが関の山です。

人様に迷惑をかけないところまで修正できたら、
あとは「それも個性」と認めてあげることです。

これは冗談ではなく、人の魅力というのは
ダメな自分を受容するところから生まれてくるもの
だからです。

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