風邪を引いたらすぐ休む

フィジカル

風邪を引くのは悪いことではない

日頃から筋トレとウォーキング、呼吸法等を
日課としている私も定期的に風邪をひきます。

というより、今年は大変なクラスをもっているせいか、
心身の消耗が激しいらしく、
例年以上に風邪を引く頻度が高いような気がします。

しかし、2日以上寝込むことはほとんどなく、
比較的短期間で体調が回復しています。

「風邪を引かないこと」をいいことだと、
無邪気に信じている人は多いものです。

もちろん、年がら年中鼻をグスグス言わせたり、
ゴホゴホ咳をしたりするのは、健康上問題があります。

しかし、たまに風邪を引くのは悪いことではありません。

真面目で仕事を休むことに罪悪感を抱くような人は、
風邪でもひかない限りどんなに疲れていても
身体に鞭打って出勤します。

その結果、身体に深刻な病を抱えて、
キャリアや人生設計に重大な影響を与えてしまうことも
少なくないのです。

私にはこんな体験があります。

ちょっと仕事が立て込んでいて、
疲労が溜まっていて内心「休みがほしい」と思いつつも、
出勤しようと身支度を整えていたときのことです。

突如として猛烈な吐き気に襲われ、
トイレに駆け込んで一気に嘔吐したのです。

結局、その日は年休をいただいて
1日ゆっくり過ごすことになりました。

布団の上でボーッと天井を見上げながら、
「身体が悲鳴を上げて休ませてくれたんだな」と、
自分への労りが足りなかったことを反省しました。

もしも、あの日身体からのサインを無視して出勤していたとしたら、
心身ともにボロボロになっていたかもしれないと感じています。

体調不良で出勤するのは愚の骨頂

体調が悪い時に、体温計で熱を計って37度程度しかないときに、
頑張って出勤しようとする人がいます。

その日に重要な打ち合わせやプレゼン等が入っていて、
どうしようもないときならともかく、
日常の業務しか予定にない場合は、思い切って休むべきです。

私も三者面談が入っている日に高熱を発してしまい、
夕方まで自宅待機したあと点滴を打って
面談に出かけたことがあります。

やむを得なかったとはいえ、
身体にとって好ましいことではありません。

なぜなら、体調不良時に無理して出勤するのは、
金欠状態のときにカードローンで買い物をするような
ものだからです。

その場は品物が買えたとしても、後からやってくる支払いは、
確実に金欠の経済状況を逼迫させます。

それと同じことが身体にも起こっていると考えてください。

仕事で無理したツケは、いずれ支払わなければなりません。

結果として、楽しみにしていた金曜日の飲み会や、
週末に予定していた恋人とのデートを
キャンセルすることになるかもしれないのです。

「それでも自分は構わない」と思い込む人は、
相当に奴隷根性に汚染されていることを自覚するべきです。

あなたの人生にとって一番の主役はあなたであり、
何があろうとあなたが幸せでない結末を良しとしては
いけないのです。

最高の薬は休養

私は風邪をひきかけると必ず行なっている
予防のルーティーンがあります。

それは葛根湯とビタミンのサプリを摂取して
早めに就寝することです。

大抵の風邪は、この方法でなんとかなると
信じています。

しかし、いくら葛根湯やビタミンのサプリを飲んでも、
いっこうに効き目がないときもあります。

そのときは、とにかく休むことを心がけています。

なぜなら、休養こそが最高にして最良の薬だからです。

昔、筋トレを教わったコーチから言われたことに、
「トレーニング以上に休養が大事」という教えがあります。

「筋肉は休養をしているときにこそ育つ」と言われ、
トレーニング後は床にゴロっと寝転がり、
数分間休息を取るよう教わりました。

もっというなら、最高の休養は睡眠です。

ことに熟睡こそが、病を癒す鍵だと言えます。

今、私はApple Watchを使って、
毎晩の睡眠の質を確認しています。

すると、面白いことに飲み会の日や、
体調を崩しているときの睡眠は、
如実に質が低くなるのです。

睡眠の質が良くなるような生活習慣をこそ取り入れ、
睡眠の質が悪くなるような生活習慣を排除すれば、
自ずと健康が守られるであろうことは火を見るよりも明らかです。

体調不良で休んだ日などは、
ひたすら布団に潜り込んで休養をとることだけを心がけています。

それこそ、身体がきつくてたまらないときには、
病院に行くよりも休養を優先させていますが、
あながち間違いではないと感じています。

そういえば、私が風邪を引く前兆として、
「寝ても寝ても眠い」という症状があります。

しっかり睡眠時間をとったはずなのに、
睡眠の質が悪い。

疲れが取れず、気分がさっぱりしない。

そうした状態が続いているということは、
身体が疲労を除去しきれておらず、
休養を求めているサインに他ならないのです。

風邪の予防のためにも、
日頃からたっぷりとした睡眠を心がけることが
何より重要なのです。

日頃の摂生に勝るものはない

とはいえ、やはり理想はできるだけ毎日を
体調万全で過ごせることであることは間違いありません。

そのためにも人は30歳を超えたら、
自分独自の健康管理の方法を模索して確立しておくべきです。

筋トレ、ストレッチ、呼吸法など、
各自の好みで選べばいいと思いますが、
一点これだけは外してはならないものがあります。

それが腸内環境を整えることです。

というのも、風邪を引いているときには、
もれなく腸内環境も悪くなっているからです。

逆に言えば、腸内環境を整えてさえいれば、
大きく体調を崩すことはないということです。

とはいえ、現代人の生活環境は不自然であり、
決して人間にとって暮らしやすくはできていません。

時間に縛られたライフスタイルや、
仕事上のノルマに追いまくられる日々は、
目には見えないストレスとしてのしかかり、
少しずつ健康を蝕んでいきます。

だからこそ、現在の健康に甘んじることなく、
意図的に身体をケアしたり、休養をとったりすることを
心がけるべきなのです。

仕事で成果を上げるにせよ、プライベートを満喫するにせよ、
いずれにしても身体が資本であることには変わりはないのです。

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