言葉は人生を創る
もしもあなたが、自分の人生において夢を実現し、
気のおけない人たちと愛に溢れた生活を築き上げたたい
と思うなら、
人の悪口で盛り上がる習慣からは完全に足を洗うことです。
「完全に」です。
あなたの周囲を見回してみてください。
人の悪口で盛り上がっている人たちの中に、
ただの一人でも長期的に成功し続けている
幸せそうな人が存在しているでしょうか。
聞くまでもなく、答えは「否」ですよね。
ちなみに悪口のことを、陰口とも言います。
これは当人のいないところで、
こっそり悪口をいうところから付いた名前です。
しかし、普段から誰かの陰口で盛り上がっている人は、
周囲からも、そして、悪口を言っている相手からも
バレバレです。
なぜなら、陰口を言い続けているというその行為が、
人相に深く刻まれ表情やふとした仕草にいやらしさと
なって現れるからです。
よく「成功者は人相がいい」と言われますが、
これは顔の造作とは何の関係もありません。
いくら美人やイケメンであっても、
ツンとすまして冷たい目つきや表情が顔に出ている人は、
悪相です。
逆に、顔の造作はたいしたことがなくても、
ゆったりと落ち着いていて温かみのある顔つきであれば、
その雰囲気に人と運が引き寄せられてくるのです。
普段から人の悪口で盛り上がっている人は、
それがそのまま悪相を作るための筋トレ的効果
を生み出してしまい、ますます人相が悪くなって
しまうのです。
その結果、人のご縁や運がどんどん離れてしまう
ことになるのです。
この法則に例外はありません。
では、人の陰口で盛り上がっている人は、
孤独な人生を歩むことになるのでしょうか。
そうとも言い切れません。
むしろ、人の悪口で盛り上がるグループからは
歓迎されるでしょうし、そうした人たちとつるむことで、
楽しい時間は過ごせるかもしれません。
でも、社会的に成功している人や、
自分の夢に向かって邁進しているような、
まっとうに生きる人たちとのご縁は皆無です。
「清々しい言葉」を使う人たちは、
清々しく生きる人たちで集い、
「卑しい言葉」を使う人たちは、
卑しく生きる人たちで集うことになるのです。
大事なのは、あなたがどちらのグループに入りたいか、
ということなのです。
悪口の「輪」から距離を置く
以上を読んで、「ヤバいこれは私のことだ」と
気づけた人は、まだ大丈夫です。
あなたの人生の行く末は、
これからのあなたの身の振り方にかかっている
からです。
だから、この先を心して読み進めてください。
まず、人の悪口の「輪」から、距離を置くことです。
具体的には、こうした行動を心がけてみてください。
「人の悪口で盛り上がる飲み会には
参加しない」
「誰かの悪口を聞かされても、
話題を切り替える」
「悪口で盛り上がる人が近づいてきたら、
お手洗いに行くふりをして姿を消す」
「悪口で盛り上がる人とは、
極力目を合わさないようにする」
相手から、「なんかこの人と話していてもつまらないわね」
と思われるくらいで、ちょうどいいのです。
まずはこの新しい生活習慣を染みこませるために、
3週間頑張ってみることです。
特に、これまで人の悪口に浸りきって生きてきた人は、
心身にたまった「毒気」を抜くのにある程度の時間が
かかるかもしれません。
たとえばアルコール中毒やドラッグ中毒患者が、
中毒症状から快復するにはそれ相応のリハビリ期間を
要するものです。
人の悪口で盛り上がって楽しめるというのは、
一種の「中毒症状」と一緒です。
以前、ウィル・ボウエン著「もう、不満は言わない」
という自己啓発書の中に、面白いアイディアが
紹介されていました。
どちらかの腕にリストバンドを付け、
21日間不平や不満を言わずに過ごす
のです。
もしも、そのチャレンジ期間に一度でも
「不平・不満」を漏らしてしまえば、
リストバンドを反対の腕に着け直し、
もう一度やり直しです。
私はこのチャレンジを試してみたことはありませんが、
本気で「悪口」から足を洗いたい人にはオススメの方法です。
「陰口」を言われても受け取らなければいい
とある本に面白い話が載っていたので、
ご紹介します。
「自分よりも格下の相手がマウンティングを
かましてきた場合、
それに対してあなたが言い返さなければ、
相手は間もなく大きな不幸を体験する」
なんだかオカルトティックなおどろどろしい話ですね。
でも、これは本当のことなんです。
実を言うと、詳細は控えますが私にも
似たような経験があります。
その経験に照らしても、上記の話は
十分にあり得ることです。
これについて、お釈迦様のこんな逸話から
説明してみます。
あるとき、お釈迦様が街中で教えを説いていると、
ある男が非常な剣幕で罵倒してきました。
それに対しお釈迦様は、平然と聞き流して
涼しい顔をしてこう言いました。
「聞け。もしも私が贈り物をされたとして、
その贈り物を私が受け取らなければ
それはいったい誰のものになる?」
「それは贈り物をした者のものだろうよ。」
「今、お前が私に対して行った、
数々の罵倒を私は受け取らなかった。
ということは、これらの悪口雑言は
いったい誰のものなのだ。」
お釈迦様の前で男がハッと我に返り、
青ざめる様子が目に浮かぶようですね。
逆に言うと、あなたが誰かの悪口を言って、
もしも相手から受け取ってもらえなければ、
それはブーメランのごとくあなたの元に
返ってきて、あなたの心身を傷つけるのです。
運の大事さ
普段あなたが「幸運」グループに属していたとしても、
ひとたび「悪運」グループとかかわってしまうと、
一気に運気が低下してしまいます。
「仕事を一生懸命頑張りたい」と考えるあなたには、
そうした悲劇に巻き込まれてほしくありません。
だからこそ、人の悪口で盛り上がる
「悪運」グループにだけは、
かかわってほしくないのです。
あなたの身を守るのはあなた自身です。
くれぐれも言葉には気をつけて、
ご自分の運をきちんと管理されることを
心より望みます。
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