寝る間を惜しんではいけない

フィジカル

睡眠不足は諸悪の根源

「寝る間を惜しんで働く」という言葉は、
勤勉礼賛の日本人気質をよく表しています。

でも、勤勉に働いて結果を出すためにこそ、
睡眠にも人一倍神経を使う必要があるのです。

たとえば、文章を書いたり、
人前で話したりするなどのクリエイティブな
仕事をしている人にとって、睡眠不足は最大の敵です。

なぜなら睡眠不足が続くと、日常的に蓄積する
「脳疲労」を適切に除去することもできず、
どんどんバカになってしまうからです。

百歩譲って、ろくに頭を使わない肉体労働であれば、
多少の睡眠不足でもごまかしが利くかもしれません。

とはいえ、あまりに睡眠不足が続くと、
肉体の疲労も回復できないので、
肉体労働にも支障を来すことになります。

まして、競技の中で高度に脳を使うトップアスリート
ともなれば、睡眠不足は自殺行為以外の何ものでもありません。

言うまでもなく高度に精神力を要求される教育者にとっても、
十分な睡眠を取ることは必須不可欠の要件に
他ならないのです。

日常の業務が忙しいからといって睡眠不足を続けていると、
慢性化した脳疲労から、凡ミスを誘発したり、
体調不良やメンタルダウンを引き起こしたりすること
もあり得ます。

学校や学級が大変なときこそ、「寝ている場合じゃない」
頑張るのではなく、「十分に寝て」フレッシュな心身で
問題と向き合うべきなのです。

最近、サウナ愛好者などの間で「整う」というワードが
流行りましたが、最も根源的に人の心身を整えるのは
睡眠であることを私たちは銘記しなければなりません。

問題山積のさなか、すべてを忘れて熟睡するのは
決して現実逃避ではありません。

人生が大変な状態だからこそ、
逆にしっかり眠ることから逃げてはならないのです。

睡眠を管理する

Apple Watchの購入をきっかけに、
アプリで睡眠管理を始めました。

何より良かったのは、
睡眠に対する意識が変わったことです。

アプリが提示する睡眠のスコアを見ながら、
睡眠時間や睡眠の質の向上について
あれこれ考えるようになりました。

就寝前にスマホやタブレットの画面を
あまり見ないようにするとか、
睡眠から90分前までに入浴を済ませておくなど、
できることから取り組むようにしています。

また、就寝前に穏やかな呼吸法を行っておくと、
スムーズに睡眠に移行しやすいのを感じています。

この方法は眠れない夜などにも有効で、
静かに座って呼吸法を行っていると、
神経の昂ぶりが静まり徐々に眠気が訪れます。

子どもの頃は何時間でも眠れたにもかかわらず、
年を取ると朝早く目が覚めるようになるように、
加齢と共に睡眠の質は低下していきます。

一般に35歳を過ぎると、
睡眠の質の低下が始まると言われています。

「自分はまだ若い」などと高をくくらず、
睡眠の質的向上について考えておくことが、
いつまでも若々しくあるために重要なことだと思います。

睡眠を生み出すための時間管理術

「そうはいっても、仕事が忙しくて寝る暇がないんだ」
というあなたに、とっておきの知恵をお教えします。

それは、「先に就寝時間を決めてしまうこと」です。

仕事のスケジュールを手帳に入れるように、
就寝時間もスケジュールに組み入れてしまうのです。

ポイントは、「すべてに最優先すること」です。

「仕事が終わらない?」そんなの知ったことじゃありません。

目の前の仕事以上に、大事な仕事が睡眠なのだと
先ほどから口を酸っぱくしてお伝えしています。

重要人物と会うアポ以上に、
睡眠を最優先することです。

たとえば入院患者は、病院が強制的に決めた
就寝時間に従うことを求められます。

それと同じテンションで、
自分の睡眠時間を決めたらテコでも動かないつもりで
死守する覚悟が必要なのです。

もちろん、緊急事態でどうしても
睡眠を犠牲にしないといけない場合もあるでしょう。

それ以外の仕事については、
睡眠を最優先すると心に固く誓うのです。

そもそも、日常の業務程度で睡眠を削らないと
終わらないとしたら、
その業務があなたの能力のキャパを超えているか、
スケジュール管理ができていないかのどちらかが原因です。

平日に終わらない仕事を週末でこなしたり、
早朝出勤して誰もいないオフィスで仕事に没頭したりして、
睡眠時間を削る以外の方法で対処することです。

睡眠時間を決めると、自ずと自宅での過ごし方も変わります。

たとえば23時に就寝すると決めたら、
そこから逆算して入浴時間や食事時間、
家族との団らんの時間などを割り振る必要があります。

そう考えていくと、退勤時間を何時にするかも
考えなければなりません。

ダラダラと際限なくオフィスに残っていると、
それだけ入浴時間や食事時間が後ろにずれ込み、
睡眠時間が削られてしまうのも必定です。

「それでは私の人生は、睡眠に支配されてしまうではないか」

まさにおっしゃる通りです。

私はここで、睡眠を中心に据えたライフスタイルについて
ご提案しているのです。

寝ている間に問題は解決される

先ほど、「寝ている場合じゃない」時こそ、
「十分に眠るべきだ」と主張しました、

その理由についてご説明します。

実は人間の脳には、「問いを投げかけると、
眠っている間もその答えを探し続ける」
という機能が備わっています。

大変惜しいことに、睡眠不足だとこの機能を
十分に活用することができないのです。

この機能の活かし方はシンプルです。

最低6時間の睡眠を確保し、
眠りに落ちる前に解決したい問題について
自分の脳に問いを投げかけて、
「よろしく頼むね」とお願いして眠るだけです。

たったこれだけで、思わぬところから思わぬ形で
解決策やヒントなどが、あなたをめがけてやって来ます。

学級が上手くいかない。

生徒との関係がしっくりいかない。

メンタルがきつい。

そんなときだからこそ、
意識して睡眠をとって人生を立て直すべきなのです。

睡眠を削って青息吐息で人生の難局に苦しむのと、
たっぷり睡眠を取ったフレッシュな心身で困難に立ち向かうのと、
あなたはどちらの人生を選びたいですか?

だまされたと思って睡眠を改善し始めることから、
あなたの運命の歯車が大きく動き始めるかもしれません。

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