心を豊かにする習慣

フィジカル

遊ぶことの大切さ

ところであなたは普段から
しっかり遊んでいるでしょうか。

「YES」と答えられた方はともかくとして、
「最近あまり遊んでいない」と感じた方は、
ぜひこのまま読み進めていってください。

ちなみに、「遊ぶ」ことをデートや飲み会や
レジャー等に出かけることだけに限定しないでください。

ここでは「遊び」を、
「あなたの心が楽しみで踊りだすこと」と定義します。

引きこもって映画三昧、ドラマ三昧大いに結構。

大好きな読書に没頭、大いに結構。

独りカラオケ、独りドライブ、独り焼肉、
大いに結構です。

遊びの要諦は、人の目を気にしないことです。

「こんなこと人に知られたら恥ずかしい」ですって?

何をおっしゃいますか、
それこそが遊びの醍醐味なのです。

では、なぜ私たちは遊ばないと
いけないのでしょうか。

それは、仕事ばかりをしていたら、
つまらない人間になってしまうからです。

ジャック・ニコルソン主演のホラー映画
「シャイニング」に次のような場面が出てきます。

ジャック・ニコルソン演じる作家は、
雪山に閉ざされたホテルで家族と共に
一冬を過ごしています。

そのホテルはかつて惨殺事件が起こったホテルで、
そのことを知らずに宿泊した一家に不可解な出来事が降りかかります。

閉鎖された空間の中で根を詰めて創作していた作家(ジャック)は、
少しずつ精神に変調を兆し始めます。

暴力的になってきた夫に対し警戒心を強める妻が、
夫がいない隙にそっと仕事机を覗くと、
タイプライターにはひたすら同じ文字が羅列された
文章が書き連ねられています。

「仕事ばかりで遊ばないジャックはいずれ気が狂う」

「仕事ばかりで遊ばないジャックはいずれ気が狂う」

「仕事ばかりで遊ばないジャックはいずれ気が狂う」

あまりの異様さに言葉を失う妻。

観客が一気に恐怖へと引き摺り込まれるシーンです。

しかし、私はこの映画をただの作り話だと甘く考えない方が
いいと思っています。

実際のところ、仕事ばかりで遊ばないと人は
おかしくなると思います。

もちろん、映画のジャック・ニコルソンのように
殺人鬼になるほどおかしくなる人は稀だと思いますが、
遊ばない生活には人を狂わせる要素が確かにあるようです。

このように、1本の映画からも無数の気づきがもたらされます。

それは、当然仕事や人生そのものを豊かに彩ってくれるものです。

もちろん、「人生を変えてやろう」と考えて、
映画や小説を味わうのは野暮な人間のすることであり、
粋ではありません。

けれども、「元を取ってやろう」と力まなくても、
「遊び」からは無数の気づきがもたらされ、
知らぬ間に実人生に実りをもたらしてくれるものなのです。

死ぬまで恋愛し続けたゲーテ

「若きウェルテルの悩み」の中で、
文豪ゲーテは自らのつらい恋愛体験を作品として
結実化させました。

ゲーテの恋愛経歴は生涯に渡って続き、
74歳の時に19歳の少女に結婚を申し込んで
断られています。

常識人が聞くと、眉を顰めるような話かもしれませんが、
真面目な話スケベさこそが彼の創作意欲を掻き立てていた
と言えるのです。

「英雄色を好む」という言葉があります。

この言葉を、功成り名遂げた逸材が権勢に任せて
女性を自由にしようとする意味に受け取ってしまうと、
やや本質を見誤ります。

英雄を英雄たらしめたものは、
その旺盛な性エネルギーにあったのだ、
というのが本質に沿った解釈だと思います。

世間では、有名人が不倫騒動を起こすと関係のない
一般人まで大バッシングをする傾向があります。

不倫の是非はおくとして、不倫をするだけの魅力や体力、
経済力が彼ら・彼女らにはあったという事実から
目を逸らすのはフェアではありません。

「自分はいい歳だから」と妙に分別くさくなるのは
いたって常識的な行為ではありますが、
そうした思考は生物としての生命力を大いに減退させるのも
事実です。

老人ホームなどでも、お年寄り同士が恋愛沙汰で
揉めることがあると聞いたことがあります。

本来、人は死ぬまで男であり、女であり続けるのです。

恋をしなくなったお年寄りはすぐボケると言います。

適度なエロさは健全な証拠であり、
人に迷惑をかけない限りもっと大らかに
受け止めるべきなのではないでしょうか。

ボーッとする習慣を持つ

このブログの中で、たびたびボーッとする習慣の大事さについて
触れていますが、これはいくら強調してもし足りないと思います。

現代人はただでさえ膨大な情報洪水の中で生活しており、
常に脳疲労のリスクにさらされています。

ご自身を省みて、後頭部が重いとか、
首周りが凝っているなどの症状があれば、
脳疲労が発生しているとみて間違いありません。

腰痛があると身動きが不自由になり、
肩こりがあると腕の動き制限されるように、
脳疲労があると頭の働きが鈍くなります。

もっと率直に言うと、脳疲労を放置すると
どんどんバカになっていくのです。

逆に言えば、脳疲労を改善しさえすれば、
生来のスペックを十分に発揮することができるので、
自ずと頭が良くなることにつながるのです。

脳疲労が溜まると、単純なミスが頻発するようになります。

しかもやっかいなことに脳疲労の状態で頑張れば頑張るほど、
ミスが起きやすくなるので裏目に出てしまうのです。

これをなんとかするには、ボーッとする時間を
1日の中に確保することです。

公園を散歩したり、お風呂やサウナに入ったり、
方法はそれぞれにお任せします。

自然に触れる時間を持つ

このブログの中では、たびたび自然の摂理をテーマに扱っていますが、
その理由は人間もこの自然界の一部だからです。

人工的な環境にのみ身を置くのは、
生物的に見て極めて本質から外れた行為ということです。

自然の中に身を置くと、普段の生活では使わなかった
脳の部位が刺激されます。

脳トレという言葉がありますが、
自然の中で過ごすことも別の意味において立派な脳トレだと
私は思います。

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