疲労回復も仕事のうち
週の半ば、出がけに寄ったコンビニで買ったエナジードリンクを流し込み、
気合を入れて職場に向かう。
もしもこれを読んで、「まるで自分のことだ」と少しでも感じるなら、
この記事はあなたのために書かれたものだと思ってください。
何を隠そう、私自身がこうした日常を送っていました。
40代後半で大変な学級の担任を引き受け、
心身ともに疲れ果てたまま、半ば惰性で職場に
向かっていたのを思い出します。
日々の学級経営と生徒指導に疲弊し、
心身ともにズタボロになっていました。
あの頃、私は1ヶ月に1回は体調不良を起こしては、
1日お休みをもらうということが続いていました。
想像を絶するストレスに苛まれていたので、
ある意味仕方のなかったことだと思います。
しかし、もしもあの頃の私が、現在のように疲労回復の
手立てをもっと積極的に取ることをしていたならば、
もう少し違う結果になったのではと思います。
この記事は、その頃の自分の反省も踏まえて書いています。
40代になったら、体力に頼った仕事の仕方を卒業する
30代の頃までは、疲労回復という概念そのものが
私の中に存在しませんでした。
人一倍タフだと感じていたので、
かなり無理がきいた方だと思います。
その日の仕事のノルマが終わるまでは帰らない、
というルールの下、遅くまで残って仕事をする
自分に誇りを感じてもいました。
しかし、40代になってから、
どうも風向きが変わってきました。
夜遅くなると、脳のキレが落ちてきたり、
スタミナが低下してきたりするのを実感する
ようになったのです。
また、その頃から睡眠不足がテキメン翌日に
響くようになってきました。
40代になったら、体力頼みの仕事から、
仕組みや計画性に則った仕事の仕方へと
シフトしていかないといけないんだな、
と考え始めるようになったのです。
筋肉の疲労を取り除く
筋肉の疲労を取り除くと聞くと、
「別に自分は筋トレもしていないし、
むしろ運動不足だから筋肉は疲労していないと思う」
と考える人もいるかもしれません。
しかし、これは大きな誤解です。
デスクに座って事務仕事をしているだけでも、
体を支えるために腰や肩、首筋などあらゆる部分に
疲労がたまります。
もちろん、筋トレと違って負荷は微弱ではありますが、
それが時間とともに知らず知らずのうちに累積していくのです。
そして、全身にたまったコリは、
疲労感を強める大きな要因の一つです。
もしも、あなたがこのまま運動不足の生活を続けて
筋肉のコリを放置したら、生命力はどんどん削られていきます。
逆に、筋肉にたまったコリを、マッサージなどを通じて、
適切に取り除くことができれば、生命力に溢れた若々しさを
取り戻すことができるのです。
逆に、日頃から規則的に運動したり、筋トレで体を鍛えたり
している人にも同じことが言えます。
特に、中高年は筋トレの後の体のケアが大事です。
重いウェイトを背負ったりして、
筋肉や関節に負担をかけたまま放置していくと、
どんどん筋肉が固くなりコリが全身を覆っていきます。
若い頃は、筋トレをしても回復力が高いので、
しなやかな体を保てていた人でも、おじさん・おばさんになると、
ガチガチになってしまうので注意が必要です。
筋肉の疲労回復の基本は、その日発生した疲労は
その日のうちに取り除くことです。
とはいえ、仕事が忙しかったりして、
そこまで手が回らない人も多いことでしょう。
そうした人は、週末にしっかり時間をとって
体をほぐすことです。
休日になると、家族との予定やレジャーなどを
計画する人も多いかもしれませんが、
最優先で確保すべきは疲労回復の時間です。
なぜなら、疲労を溜めると必ずツケを払わされることに
なるからです。
疲労を溜め込んだまま、無理を続けていると、
強制的にシャットダウンが働いてしまい、
風邪をひいて寝込んだり、発病して入院したり
するハメになります。
これは、自然の摂理であり、
あなたがどんなに若かろうと逃れることはできません。
私は別の記事で睡眠の大切さについてもお伝えしましたが、
筋肉が凝っていると、睡眠の質も下がります。
質の高い睡眠を取ろうと思ったら、
筋肉のコリを十分にほぐしておくことも大切なのです。
また、どんな職場にも1人や2人は、
いつもイライラしていて意地悪を人にぶつけるような
性格の悪い人がいると思います。
私は、そうした原因不明のイライラの陰にも、
筋肉のコリがあると感じています。
もちろん人の性格を筋肉のコリだけで説明することはできません。
ただ、体がずっと不快な状態にあることが、
心の余裕を奪っているケースは少なくないのではないか、
と私は感じています。
脳の疲労を取り除く
もしも、あなたがご自分を振り返って、
「どうも最近頭のキレがなくなってきた」
「物忘れがひどくなってきた」と感じているとしたら、
脳疲労の蓄積を疑ってみるべきです。
私が特に、現代人の脳疲労を加速させていると感じるのが、
スマホの使用です。
昔だったら、休憩時間は休憩の時間として
脳を休ませられていたのが、
今は休憩時間をスマホが侵食しています。
どんなに自分ではゆっくりしているつもりでも、
スマホを眺めている間は、脳は休まりません。
結果、累積した脳疲労が仕事のパフォーマンスを低下させ、
さらにはいわゆる『スマホ脳疲労』のリスクまで招き寄せてしまうのです。
脳疲労を取り除くには、何はともあれ「何もしない時間」を
スケジュールの中に確保することです。
脳疲労を取るには、入浴や温泉の時間が有効です。
浴場にはスマホも持ち込めないし、
することがないので湯船に浸かってボーッとするしか
ありません。
この時間に、脳は休まるのです。
是非とも、脳を休める時間を工夫して確保してほしい
と思います。
週末にしっかり疲れを取ろう
私が考える疲労回復の最強メニューは、ゴロゴロです。
一度ゴロゴロし始めたら、完全に疲れが抜けるまで
ゴロゴロします。
目安は、目に力が戻り、「もうそろそろ動こうかな」と
感じるまでです。
「せっかくの休みにゴロゴロするなんて、
非生産的じゃないか」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、休日に疲れを残したまま、翌週の仕事のパフォーマンスを
落とす方がよほど非生産的ではないか、と私は思います。
以前書いた記事の中で、まず1日の中で睡眠の時間を確保することの
重要性について書きましたが、週末においてはまず疲労回復の時間を確保し、
余った時間で何をするかを考えることが大事なのではないかと思います。
休日とは、仕事を忘れて遊び尽くす日であると同時に、
翌週の自分を再生する日でもあります。
疲労回復まで含めて仕事だと考えるようになってから、
私は仕事との付き合い方がずいぶん変わりました。

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