本気で仕事をしたいなら、群れから離れろ

メンタル

誰と付き合うかで、仕事力は決まる

もし、あなたの隣にいる人が、
空き時間になるたびに同僚とおしゃべりに花を咲かせていたら、
どうなるでしょうか。

自分では仕事に集中しているつもりでも、
耳から入ってくる会話に、
思考の一部を持っていかれます。

一度や二度なら問題ありません。

しかし、それが毎日のように繰り返されたら
どうでしょう。

あなたの仕事のパフォーマンスは、
少しずつ確実に削られていきます。

しかも厄介なのは、影響を受けるのは集中力だけでは
ないということです。

周囲に漂う「まあ、このくらいでいいだろう」
という空気そのものが、自分の仕事に対する
基準を下げていきます。

半年、1年とそんな環境に身を置けば、
どれほど意志の強い人でも無傷ではいられません。

では、どうすればいいのでしょうか。

答えはシンプルです。

距離を置くことです。

PCと必要な仕事道具を持って空き教室に移動する。

図書室でも、会議室でも構いません。

少なくとも、自分が集中できる環境を自分で
確保するのです。

「そこまでしなくてもいいのでは」

そう思う人もいるでしょう。

しかし、「朱に交われば赤くなる」という言葉があるように、
人は思っている以上に周囲の影響を受けます。

本気で仕事ができるようになりたいのなら、
仕事に集中できない環境から離れることです。

環境を選ぶことも、仕事力の一部なのです。

空き時間は、休み時間ではない

学校にいると、授業と授業の間に空き時間があります。

けれど、空き時間は休み時間ではありません。

れっきとした勤務時間です。

1分1秒ごとに給与が発生しています。

もちろん、休憩を取ること自体が悪いわけではありません。

集中して働くためには、適度な休息も必要です。

問題なのは、勤務時間の大半を雑談で浪費し、
それを当然のこととしてしまうことです。

「仕事は全部終わっています」

そう言う人もいるでしょう。

けれど、本当にそうでしょうか。

教材研究に終わりはありません。

授業をもう少し分かりやすくすることはできないか。

生徒がもっと考えたくなる問いを作れないか。

板書をもっと整理できないか。

改善しようと思えば、いくらでも仕事は見つかります。

それでも時間が余るのであれば、職員室を整えたり、
廊下のごみを拾ったり、忙しそうな同僚を手伝ったり
すればいい。

そういう人の姿を、周囲は意外によく見ています。

そして、長い目で見れば、そういう積み重ねが信用になります。

仕事力とは、与えられた仕事を終わらせる能力だけではありません。

自分で仕事を見つけられる能力でもあるのです。

権利と責任は別問題

休暇を取ることは、働く人に認められた大切な権利です。

有給休暇も、育児休業も、必要な人が遠慮なく
利用できる職場であるべきだと思います。

しかし同時に、忘れてはいけないことがあります。

誰かが職場を離れれば、
その間の仕事を別の誰かが担っています。

だからこそ、権利を使う側にも、

「自分がいない間、誰かが支えてくれている」

という想像力はあっていいのではないでしょうか。

これは、休むなという話ではありません。

制度を使うなという話でもありません。

権利を行使することと、
周囲への感謝や責任感を失うことは別問題だ

と言いたいのです。

休む人も、支える人も、お互いに敬意を持つ。

そういう職場であれば、制度はもっと使いやすくなります。

逆に、「権利なんだから当然だろう」という
態度だけが前面に出れば、
支える側には少しずつ疲労と不満が蓄積します。

組織は制度だけでは回りません。

最後に支えているのは、人と人との信頼です。

抜きん出るということは、孤独になること

どんな世界でも、一流は少数です。

一流を目指すということは、ある意味では、
その他大勢から少しずつ離れていくことでもあります。

なぜなら、本気で仕事をする人と、
なんとなく仕事をする人とでは、
時間の使い方、仕事を見る視点、求める水準など、
見えている景色が違うからです。

当然、話が合わなくなることもあります。

「一人になるのは嫌だ」

そう考えるなら、周囲に合わせながら働く
生き方もあります。

それも一つの生き方です。

しかし、

「せっかく仕事をするのなら、もっと高いところまで行きたい」

と思うのであれば、孤独を恐れてはいけません。

学校には、ときどき圧倒的に仕事のできる人がいます。

その人の周りには、自然と後輩が集まります。

けれど本人は、群れているわけではありません。

誰かの悪口で盛り上がる必要もなければ、
暇つぶしの会話に付き合う必要もない。

自分には自分の仕事があるからです。

また、そういう人ほど他人を変えようともしません。

仕事をしない人を説教して回ることもしない。

ただ、自分の仕事を淡々とやります。

そして、その背中を見て何かを感じた人だけが、
後からついてきます。

それが、本当の意味でのエースなのだと思います。

一流の人間が一流になったのは、
才能だけが理由ではありません。

どこで仕事をするか。

誰と時間を過ごすか。

何に時間を使わないか。

そういう細かい選択に、
常軌を逸するほどこだわってきた結果なのです。

職場は、仕事をするための場所であり、
友達を作るための場所ではありません。

そして、仕事で受けた恩は、仕事で返す。

だから今日も、自分に与えられた役割を全うする。

本気で働くとは、結局そういうことなのです。

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